「豊水すすきの」の正しいアクセントは?

 この動画は2016年11月24日に札幌市営地下鉄東豊線大通駅で発生した人身事故の影響による折り返し運転の様子である。「豊水すすきの行」という珍行き先を収録できた。珍行き先についても語りたいところであるが、この動画を投稿主である筆者が見て、「豊水すすきの」のアクセントについて疑問を持ったので、それについて語ろうと思う。

 通常の車内アナウンスでは「豊水すすきの」にアクセントはない。しかし、この動画を見る限り「豊水すすきの」にアクセントをつけたものがあるようだ。まず、この動画の0:42から始まる「この電車は豊水すすきの行きです」というアナウンス(以下、「車内行き先案内」)。「豊'水すすきの」とアクセントがある。さらに1:15から始まる「2番ホームから豊水すすきの行きが発車します」というアナウンス(以下、「2番線発車放送」)にも同様にアクセントがある。この2つの放送に関してはアクセントがあるようだ。一方で通常の車内アナウンスをはじめ、1:33から始まる女声の駅構内放送にはアクセントがない。

 このように、「豊水すすきの」のアクセントに違いがあることが分かったところで、筆者は面白いことに気がついた。それは「通常の車内アナウンス」と「車内行き先案内」はおそらく同一人物が担当したにも関わらず、「通常の車内アナウンス」と「車内行き先案内」でアクセントが異なることだ。どのような経緯があってこのようなことになったのか、またどちらが正しいのかは知る由もないが、あまり他に例がないことである。それだけアクセントがはっきりしない駅名なのかもしれない。


【まとめ】

<アクセントなし> 通常車内放送・駅構内放送(女声)

<アクセントあり> 車内行き先案内・2番線発車放送

 

East Tokyo Railway

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